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2021.08.31 | 

家の傾きの修理に火災保険は適用される?傾き度が分かる3つの調べ方も解説

「家が傾いている気がするけど、修理が必要なのかわからない」
「修理する場合、保険が適用されるのか気になる」

 

家が傾いている気がしても、修理が必要な程度なのかは自分で判断できない人も多いのでは無いでしょうか?また、家の修理には多額の費用がかかるため、保険が適用されるかについても気になるポイントです。

 

実は、家の傾きの修理には火災保険や地震保険が適用される場合があります。

 

この記事では、家の傾き具合を調べる方法や、保険が適用される条件・申請方法などについて解説しています。この記事を最後まで読むと修理が必要か判断できるようになるので、家の傾きが気になっている人はぜひ読んでください。

 

家の傾きは火災保険・地震保険が適用される場合がある

家の傾きの修理には保険が適用される場合があります。火災保険では自然災害によって被害が出た場合に適用され、地震保険では地震によって被害を受けた場合に適用されます。

 

ここからは、火災保険と地震保険が適用される傾きの原因を詳しく解説しているので、どちらが適用されるか確認してください。

 

火災保険が適用できる傾きの原因

火災保険は基本的に自然災害が原因で傾いた場合に適用されます。今回紹介するのは、以下3つの自然災害です。

 

  • ひょう
  • 風災
  • 雪災

 

それぞれの災害の特徴について1つずつ解説していきます。

 

ひょう

ひょうは大きいと5cm以上の塊のものが降ってくる場合があります。大きいひょうが降ると屋根などが壊れ、その結果家が傾くこともありえます。

 

ひょうによる被害でも火災保険が適用されるので、心当たりがある場合は保険会社に相談しましょう。

 

風災

風災の場合も火災保険が適用されます。風災というのは、台風や竜巻、暴風などが当てはまります。強い風によって家が傾くことがあるので、特に台風が多い地域は覚えておいてください。

 

雪災

最後は雪災について説明します。積雪量が多いと、雪が屋根に積もった結果家が傾くことがあります。

雪崩や豪雪によって家が傾いた場合は、火災保険の適用が可能です。

 

地震保険で適用できる傾きの原因

それでは、地震保険によって適用される傾きの原因を紹介していきます。基本的には、地震によって生じる被害で家が傾いた場合が当てはまります。

 

日本は地震大国と言われるほど、地震が多い国です。地震の影響で保険が使えると知っておけば、地震があっても落ち着いて対処できるのではないでしょうか。今回は、地震が原因で起きてしまう下記の2つの原因を紹介します。

 

  • 液状化
  • 地盤沈下

 

液状化

地震の影響で、地盤が液状化してしまった場合は地震保険が適用されます。液状化によって、地盤が家の重さに耐え切れず傾くことがあります。大きな地震が起こった後は、家が傾いていないかチェックすることが大切です。

 

地盤沈下

地盤沈下で家が傾いた場合も、地震保険が適用されます。地盤沈下は、地震や大量の地下水をくみ上げる時に起きると言われます。家を支えている地盤が沈むと家も傾いてくるので、地震保険に契約している場合は申請しておきましょう。

家の傾き・歪みを調べる方法

ここからは、家の傾きや歪みを調べる方法を詳しく紹介していきます。

 

業者に診断すれば正確ですが、自分で簡易的に調べる方法もあります。まずは、自分で調べる方法を知り、実際に試して下さい。実際に傾いていると分かった場合は、保険会社に傾いていることを伝えて保険が適用されるか確認してみましょう。

 

自分で簡易的に調べる

まずは、自分で簡易的に調べる方法を紹介していきます。自分の家の傾き具合がある程度分かりますが業者に依頼するよりは不正確です。本格的に調べたい場合は業者に依頼するのがおすすめです。

 

今回説明する方法は下記の3つになります。

 

  • ビー玉を転がす
  • 小銭を使って調べる
  • スマホアプリで計測する

 

ここからは、調査方法について1つずつ解説していきます。

 

ビー玉を転がす

初めに紹介する方法は、ビー玉を転がすという簡単な方法です。ビー玉を床に置いて転がっていくようであれば、家が傾いている可能性が高いことになります。

 

ビー玉でなくとも丸いものがあれば確認できるので、あなたも一度試してみて下さい。

 

小銭を使って調べる

次に紹介する方法は、小銭を使って調べる方法です。手間はかかりますが、ビー玉を使用する調査方法よりは高い精度で調査することができます。

 

調査に必要な道具は下記の4つです。

 

  • 5円玉(50円玉)
  • 糸(長さ1m)
  • セロハンテープ
  • メジャー

まずは、5円玉に糸を通して結びます。その次に、床と垂直になっている壁や柱に5円玉に糸を通したものを当てます。小銭がついている方を下にして、上の糸部分をセロハンテープで止めてください。

 

もし、小銭とセロハンテープで止めた時に壁との距離が異なるようであれば家が傾いている可能性が高いです。

 

スマホアプリで計測する

家の傾き具合を調査できるスマホアプリも存在します。無料のアプリと有料のアプリがありますが、無料アプリでも問題なく調査することができます

 

ビー玉や小銭を使う方法よりも簡単に調べられるので、ぜひ活用してみて下さい。

 

業者にレーザー診断を依頼する

自分で簡易的に調べることは可能ですが、正確に測る事は難しいです。業者に調査を依頼すれば、正確にどのくらい傾いているか計測してもらえます。

 

その他にも、部分的な沈下か全体的な沈下なのかなど傾きの状況も把握できます。

 

地震保険が適用される4つの被害認定基準

ここからはどのくらいの傾きなら保険が適用されるかを説明していきます。基本的には、4つの被害認定基準にしたがって保険が適用されるか判断されます。

 

被害認定基準よって補償額は変わってくるので、自分の家はどれに当てはまるか確認してみてください。

 

①全損:傾きが1度以上

全損と認定されるのは、傾きが1度以上であるか沈下が30㎝を超えている場合です。1度の傾きとは、1mにつき17.7mmの傾きがあることを指します。

 

全損は4つの被害認定基準の中で最も被害が大きいケースなので、上記に当てはまる場合は要注意です。

 

②大半損:傾きが0.8度~1度

大半損と認定されるのは、傾きが0.8度~1度以下であるか沈下が20cm以上~30㎝以下の場合です。全損よりは被害が少ない状態ですが、違和感はしっかりとある傾き具合です。

 

大半損の場合も、気がついたら早めに修理するようにしましょう。

 

③小半損:傾きが0.5度~0.8度

3つ目は、小半損と呼ばれる被害認定基準を紹介します。小半損と認定されるのは、傾きが0.5度~0.8度以下であるか沈下が15cm以上~20cm以下の場合です。

 

全損と比べると傾斜角度は半分で、補償額もやや下がります

 

④一部損:傾きが0.2度~0.5度

最後に、一部損と呼ばれる被害認定基準を紹介します。一部損と認定されるのは、傾きが0.5度~0.8度以下であるか沈下が15cm以上~20cm以下の場合です。

 

一部損よりも被害が少ない場合は、保険は適用されません。また、基準を満たしていないと適用されない場合があります。

 

地震保険の補償金額はいくら?

地震保険の補償金額は、先程紹介した被害認定基準によって変わってきます。全損が最も補償額が高く、被害の程度が下がるほど補償額は低くなってしまうので注意しましょう。

 

また、全損の場合は時価額が限度として保険金額の100%が支払われます。補償額が最も低い一部損になると、保険金額の5%しか支払われません。

 

損害の度合 沈下量 傾斜 補償額
全損 30cm~ 1度~ 保険金額の100%
全半損 20cm~30cm 0.8度~1度 保険金額の60%
小半損 15cm~20cm 0.5度~0.8度 保険金額の30%
一部損 10cm~15cm 0.2度~0.5度 保険金額の5%

 

保険金が支払われないケースとは?

自然災害や地震の影響で家が傾いた場合、保険が適用されると説明してきました。しかし、その場合であっても保険金が支払われないケースがあります

 

今回は、支払われない実際のケースを3つ紹介したので、これに当てはまっていないか注意深く確認して下さい。この3つのケースに当てはまっていれば、保険金は支払われません。その3つのケースとは下記のとおりです。

 

  • 液状化が起こってから10日以上後に被害が出た場合
  • 破損理由が故意的なものであった場合
  • 液状化から3年以上経過している場合

 

故意的に家を壊したり、保険会社への報告が遅くなったりした場合は保険が適用されなくなることがあります。ここからは、保険金が支払われない理由について1つずつ解説していきます。

 

①液状化が起こってから10日以上後に被害が出た場合

地震の影響で液状化が起こり、家が傾いた場合は保険が適用されます。しかし、液状化が起こった日の翌日から10日以上経って被害が出た場合は、保険は適用外です。

 

被害が出た際はすぐに保険会社に報告するようにしましょう。

 

②破損理由が故意的なものであった場合

当然ですが、破損理由が故意的なものであった場合は保険が適用されません。また、保険契約者の重大な過失や法令違反がある場合でも保険金は支払われません。

 

③液状化から3年以上経過している場合

最後は、液状化が起こってから3年以上経っている場合です。事故から保険金を請求するまでに3年以内にしなければ保険金は支払われません。

 

事故が起こってから保険金を請求するまでの手続きは、なるべく早めに終わらせるようにしましょう。

 

火災保険の申請の流れ

保険の申請は早く終わらせることに越したことはありません。事故発生から3年以上放置していると、保険が適用されなくなることもあります。手続きを忘れて保険金を受け取れないことがないよう、火災保険の申請をスムーズに行えるようになりましょう。

 

火災保険の申請は、今回紹介する4つの手順で簡単に申請できます。

 

  1. 保険会社へ連絡する
  2. 被害状況を調査してもらう
  3. 必要書類を提出する
  4. 保険金を受け取る

 

ここからは、それぞれの手順ごとに申請方法を詳しく解説しています。

 

①保険会社へ連絡する

まずは、なるべく早めに保険会社へ連絡しましょう。電話で連絡する意外にも、保険会社によってはWEBサイトで申し込みができます。

 

連絡する内容としては、氏名や保険番号、事故の日時や場所、被害状況や心当たりがある原因、連絡先などです。保険会社が聞いてきたことに対して、間違いのないように答えましょう。

 

②被害状況を調査してもらう

保険会社へ連絡した後は、自分が加入している火災保険の内容と被害状況を照らし合わせます。保険の適用可否や、今後の手続きの流れを保険会社が説明してくれます。

 

不安な事や分からないことがあれば、この際に質問しておきましょう。

 

③必要書類を提出する

被害状況を調査した後は、必要書類を送付します。記入漏れや誤りがあれば、差し戻されたりして時間がかかってしまいます。そのため、間違いのないようしっかりと確認してから提出しましょう。

 

また、損害の状況によっては、損害箇所の写真を求められる場合もあるので、事前に用意しておくとスムーズに進められるでしょう。

 

④保険金を受け取る

その後申請内容に問題がなければ、保険金を受け取ることが出来ます。

 

この際、1つ注意すべき点があります。それは、支払金額の明細が届いた際にその契約通りの金額が支払われているかを確認する事です。万が一契約通りの金額が振り込まれていない場合は、保険会社にすぐに連絡しましょう。

 

家の傾きに気づいたらすぐに保険会社に連絡しよう

この記事では、家が傾いた理由によっては、火災保険や地震保険が適用され流ことを解説してきました。少しでも家に違和感があれば、保険会社に連絡することが大切です。

 

しかし、家が傾いているかどうか判断しづらいこともあるでしょう。その際は、今回紹介したビー玉などを用いた簡易的な調査方法を行って、本当に傾いているか確かめてください。特に、自然災害が起こった後は簡易的に調べ、傾いていたらすぐに保険会社へ連絡しましょう。

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