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2021.09.16 | 

外壁張り替えにかかる工事費用を種類別に徹底解説!火災保険が適用されるケースもある?

家と円マーク

今回の記事では、外壁の張り替えにかかる費用について徹底解説していきます。自宅の印象は外壁で決まると言っても過言ではありません。ですが、壁が剥がれてきたりひび割れや反りがあったりすると、どうしても外壁の張り替えが必要になります。

 

何もしないままにすると、さまざまな問題を引き起こしてしまう可能性があるので外壁張り替えは必ず行いましょう。また、見た目にも悪いので近所からの視線も気になります。しかし、外壁張り替えの費用について詳しく知っている方はあまり多くありません。外壁にも種類があり、それぞれ特徴や費用もばらばら。

 

そこで、本記事では外壁の特徴や費用を種類別に紹介していきます。他にも、外壁張り替え工事の費用を安く抑えるコツについても紹介。また、外壁張り替えは火災保険が使えるという話を聞いたことがある方もいるかもしれません。なので、外壁張り替えに火災保険が適用される条件についても詳しく紹介していきます。ぜひ、参考にしてください。

外壁張り替えとは

まずは、外壁張り替えとは何かについて紹介していきます。外壁張り替えは家の外壁に関するリフォームの一種。外壁が痛み出すと検討すべきリフォームです。外壁のリフォームは大きく分けると塗装と張り替えがあり、張り替えをすると塗装では対処できない劣化を修復することができます。

 

しかし、外壁張り替えは塗装をするより費用が高く、工事期間が長いというデメリットもあります。なので、リフォーム時にはどちらのリフォームが適しているかをしっかりと検討して行うようにしましょう。

外壁張り替えが必要になる症状

それでは、どのような症状があれば外壁張り替えを検討すべきなのでしょうか。症状によっては塗装で済ますことのできる可能性があります。無理に張り替えをしてしまうと費用がかかりすぎてしまうこともあるので、症状をしっかりと確認して、張り替えすべきなのかを見極めましょう。

 

ここからは、外壁張り替えが必要になる症状について紹介していきます。

壁材の剥がれ

壁材の剥がれというのは、外壁が剥がれて落ちてしまっている状態。壁材が剥がれていると雨風が剥がれている部分に当たることで、壁材の内部に直接ダメージを与えます。壁の内部に雨が染み込むと壁が腐食してしまう可能性が高くなるので注意してください。

 

また、壁材が剥がれていると家の見た目も悪くなります。このように、壁材の剥がれは張り替えの緊急性が高いので、迅速に張り替えを検討してください。

壁材のヒビ割れや反り

壁材のヒビ割れや反りは、壁材の剥がれほどではありませんが壁の内部に水分が侵入しやすくなります。そのまま放置してしまうと雨の水分や湿気が建物内に入り込み、腐食の原因になるので注意してください。この症状もまた、緊急に補修をすべきでしょう。

築年数が20年以上経過している

築年数が20年以上経過していると、ヒビなどがないように見えても劣化が進んでいる可能性があります。外壁は20年が張り替えの目安。20年以上補修しないままで放っておくと、すぐにヒビや剥がれの危険性があるので注意してください。築年数が20年以上経過している場合は、塗装ではなく張り替えをすることをおすすめします

外壁張り替えにかかる費用の相場

それでは、ここからは外壁張り替えにかかる費用の相場を解説します。よくある30坪程度、2階建ての住宅での張り替え費用の相場は100万円から360万円ほど

 

外壁材の種類にもよりますが、おおむねこの範囲におさまると考えていいでしょう。次に、上記で紹介した外壁張り替えにかかる費用の内訳を紹介していきます。

外壁張り替えにかかる費用の内訳

大体の相場はわかっても、その内訳がわからないと不安になってしまうもの。そこで、ここでは費用相場の内訳を表にまとめて紹介します。内訳がわかると、実際に見積もりしてもらい思いのほか金額が高かった時に、なぜ、どこが高いのかということがわかります。

 

業者にこっそり金額を吊り上げられていてもすぐに気づくことができるので、ここでしっかり覚えておきましょう。ただし、使う壁材によって費用に大きく幅が出るということに注意してください。

工事の内容 費用
足場の設置費用 10万円から15万円
既存外壁の解体費用、撤去、廃棄費用 10万円から30万円
壁材の費用 50万円から110万円
施工費用 10万円から30万円
シーリングの補修費用 10万円から20万円
諸経費 10万円から30万円

種類別の外壁の特徴と張り替えにかかる費用

浄化槽の修理に対して支払われる火災保険金額

費用の内訳でも述べたように、壁材の費用によって大きく張り替えの費用は異なってきます。そのため、壁材によってどのくらいの費用がかかるのかを知っておくことはとても大切なポイント。

 

使う壁材によって特徴も違いがありますので、ここからは壁材の特徴と張り替えにかかる費用の相場を紹介していきます。

窯業系サイディングへの張り替え

窯業系サイディングとは、セメントに繊維質を混ぜて作られた外壁材。施工が簡単で取り扱うことのできる業者が多いため、日本で最も使われている壁材です。

 

他の壁材と比べて費用が安く、デザインも豊富で選びやすいということが窯業サイディングの特徴。今風のおしゃれな家には合致しやすい壁材です。ただし、コーティング材が劣化しやすいため、こまめなメンテナンスをしたり外壁塗装をしたりする必要があることは覚えておいてください。

窯業系サイディングに張り替えたときの費用の相場

窯業系サイディングの費用の相場は1平方メートルあたり3,500円から5,000円です。初期費用を抑えたい方におすすめの壁材になっています。

金属系サイディングへの張り替え

金属系サイディングは、ガルバリウム鋼板やアルミニウム合金などの金属板を加工した外壁材です。その特徴はなんといってもその軽さ。窯業系サイディングと比べると、金属系サイディングの中でも重さは異なりますが4分の1から8分の1の重さです。

 

さらに、加工しやすく断熱性もあり、耐用年数も30年以上と人気の壁材となっています。しかし、デザインが限られており、数少ない中から選ばなければなりません。

金属系サイディングに張り替えたときの費用の相場

金属系サイディングの費用の相場は1平方メートルあたり4,000円から6,000円です。原料となる金属の費用が少し高いため、窯業系サイディングよりもやや高めの相場となっています。

樹脂系サイディングへの張り替え

樹脂系サイディングとは、塩化ビニル樹脂を利用した外壁材です。耐久性や耐用年数が高いのが特徴。また、メンテナンスの手間もかからないので北米で人気を集めている壁材となっています。

日本ではほとんど使われていない壁材で、施工できる業者はほとんどいません。凍害に強いという特徴もあり、日本でも寒い地域に住んでいる方におすすめです。ただ、デザイン性が低く、工事費用が高くなりやすいというデメリットもありますので注意してください。

樹脂系サイディングに張り替えたときの費用の相場

樹脂系サイディングの費用の相場は1平方メートルあたり7,000円から9,000円です。窯業系サイディングや金属系サイディングと比べて相場が高い理由は、樹脂系サイディングの外壁材は施工難易度が高いため。材料は安いですが、手間がかかる分、費用が高くなる傾向があります。

モルタル外壁への張り替え

モルタル外壁は、セメント1に対して砂を3の割合で混ぜて作ったモルタルを原料にした外壁材です。モルタル外壁は昭和50年代に最も使用された外壁ですが、近年では施工に手間がかかり、使用されることが少なくなってきました。

 

破損が少なく仕上げのデザインが豊富で高級感があるということが特。しかし、ひび割れが多く雨水の跡がつきやすいため、メンテナンスを頻繁にしなくてはなりません。このデメリットのこともあり、近年は使われることが少なくなっています。

モルタル外壁に張り替えたときの費用の相場

モルタル外壁の費用の相場は1平方メートルあたり5,000円から7,000円です。あまり安くない相場というのも近年使われにくい原因の1つかもしれません。

ALCへの張り替え

ALCとは、コンクリートの内部に気泡を入れて作られた外壁材のこと。高温で発泡加工をしており、内部に気泡があることで非常に軽くなった外壁材です。気泡により、外の温度を部屋の内部に通しにくいという特徴があり、季節による気温の変化の影響をあまり受けません。

 

そして注目すべきメリットはその耐用年数。なんと60年以上の寿命があります。長く住み続けられるので、大型の建物にも用いられることが多くなってきた大変有用な壁材になっています。

ALCに張り替えたときの費用の相場

モルタル外壁の費用の相場は1平方メートルあたり5,500円程度が目安となっています。他の外壁材と比べてもそれほど高くないことも嬉しいポイントです。

外壁張り替えはDIYでできる?

これまでの外壁張り替えにかかる費用相場を見て、費用を抑えるためにも外壁張り替えをDIYでやろうと思った方もいるかもしれません。残念ですが、外壁の張り替えはDIYでは不可能と言っていいでしょう。

 

外壁張り替えは専門的な技術を必要とし、個人でやってしまうと住宅に致命的なダメージを与えてしまう可能性が高いです。なので、DIYでやろうとせずに専門業者に依頼して外壁張り替えをするようにしてください。

 

外壁塗装程度であればDIYでも可能なので、外壁のダメージの具合を見て判断するようにしましょう。

外壁張り替えの費用を安く抑える方法

DIYができないと聞くと、外壁張り替えの費用を抑えることができないのかと思ってしまいます。しかし、張り替えの手段や方法などによって外壁張り替えの費用を安く抑えることはできます。

 

ここからは、外壁張り替えの費用を安く抑える3つのポイントをそれぞれ解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

部分的に張り替えをする

一部にひびなどが入っている場合は、部分的に外壁を張り替えることで費用を抑えることができます。雨風が当たりやすい一面だけ張り替えたり台風などでダメージを受けた部分のみ張り替えたりと、部分的な張り替えのパターンはさまざま。

 

なので、自分の住居に合った張り替え方法を選びましょう。ただし、壁材代は安くなりますが、作業にかかる足場代などはあまり安くならないことには注意してください。

重ね張りにする

重ね張りは古い壁材に新しい壁材を重ねるリフォームの手法。重ねて覆ってしまうことで古い壁材を撤去・処分する費用を抑えることができます。撤去費用はおおむね30万円から50万円ほどになってくるので、その費用を節約できるのはお得です。

 

ただし、建物内部の腐食などの問題を見つけることができなくなるため、外壁張り替え時の点検、補修はできないことに注意しましょう。なので、年数が経過したことによる張り替え時には重ね張りはしないようにすべきかもしれません。

火災保険や補助金を受ける

外壁張り替えをする目的によっては、火災保険の保険金や住んでいる自治体の補助金を受け取ることができるケースが存在します。補助金は住んでいる市町村によって異なるため、工事を始める前に1度自治体に確認しておきましょう。保険金や補助金を受け取ることで実質的に費用を安く抑えることが可能です。

火災保険が外壁張り替えの費用を補償してくれるケース

上記でも紹介しましたが、外壁張り替えは火災保険が適用される可能性があります。ただし、外壁張り替え時に必ず火災保険が適用できるわけではありませ。火災保険を適用させるためには、3つの条件を満たす必要があります。

 

これから紹介していく3つの条件を満たさないと火災保険は適用されないので注意してください。それでは、外壁張り替えで火災保険適用されるための3つの条件をそれぞれ紹介していきます。

経年劣化ではなく自然災害での破損

1番気をつけるべきポイントは、経年劣化ではなく自然災害での破損であるということ。火災保険の請求は保険会社による調査が入るため、経年劣化を自然災害による破損だとごまかして申請しないようにしましょう。

 

ヒビならともかく、壁の剥がれなどの大きな損傷は自然災害による破損である可能性が高いです。なので、外壁張り替えの工事をする前に業者に火災保険が適用されるか相談してみてください。

工事にかかる費用が20万円以上

火災保険を適用できるのは、工事の費用総額が20万円以上の場合のみであるということに注意してください。つまり、工事費用が20万円以下だと火災保険は適用されません。しかし、外壁張り替えは多くの場合で高い場所での作業を伴いますので、足場の設置することがほとんど。

 

その足場の費用も総額に含まれるため、工事にかかる費用は大体20万円を超えると考えていいでしょう。

外壁が破損してから3年以内

最後に、火災保険には請求期限があるといことにも注意しておきましょう。保険法第95条によって3年の期限が定められているため、多くの保険会社では3年を火災保険の請求期限としています。

 

また、3年以内であったとしても請求期限ギリギリの場合は、自然災害による被害だったとしても認められないこともあるので注意してください。なので、自然災害の被害による外壁の破損を見つけた場合は早急に保険会社に連絡をしましょう。

費用を抑えて外壁張り替えができるかチェックしよう

いかがでしたでしょうか。外壁張り替えは、DIYができなくても費用を安く抑えることができるということがわかりました。

特に火災保険を使える場合、申請しないと大損になってしまいます。なので、必ず火災保険が適用できるかどうか確認して外壁張り替えを依頼するようにしましょう。

 

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