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2021.08.22 | 

火災保険でエアコンは補償してもらえるのか?対象や申請方法を解説

火災保険でエアコンは補償してもらえるのか?対象や申請方法を解説

今回の記事では、エアコンの故障や水漏れなどの不具合が火災保険で補償されるのかということを解説します。

 

年々暑さが増している中、エアコンは生活に欠かせないといってももはや過言ではありません。しかし、毎日使い続けることで突然不具合が生じ、故障するなどといったトラブルが発生することもあります。

 

エアコンが故障したときに確認したいのが火災保険に加入しているかどうかということです。

その理由は、火災保険でエアコンを補償してもらえる場合があるからです。

 

いざ自宅のエアコンが故障しても、火災保険とエアコンの関連性に気づかず、見落としてしまう方も多いと思います。

 

そこでこの記事では、火災保険でエアコンが補償してもらえるケースや事例、申請の方法などについて紹介します。

 

合わせて、対象外になるケースなど注意点についても紹介しますので自分の火災保険で適用になるのか確認してみてください。

火災保険はエアコンの故障にも使える

火災保険はエアコンの故障にも使える

夏に大活躍するエアコンですが、万が一故障してしまった時に火災保険が使える場合があります。

 

火災保険というと補償対象は火災による建物の被害だけと思われがちですが、それだけではなくエアコンの故障にも、内容やケースによって補償されます

 

では、どのような場合に火災保険がエアコンの故障時に使えるのでしょうか。

 

ここからは、火災保険がエアコンの故障に使える理由や、火災保険が使える故障について、エアコンの補償の範囲などについて解説します。

 

エアコンは建物として扱われる

火災保険は、その名の通り火災のときに建物に対してのみ使えると考える人が多いです。その火災保険でなぜ、エアコンが補償されるのかというと、エアコンは建物として扱われるという理由があります。

 

火災保険の補償対象は、建物と家財、もしくはその両方を選ぶことができます。エアコンは家財として種別分けされるように思いがちですが、建物に直接取り付けて使うものなので、建物の一部として扱われるということになります。

 

そのため、火災保険の補償対象である建物に、エアコンが含まれるということになります。

 

水漏れも補償される可能性がある

火災保険でエアコンが補償される場合があることがわかりました。では、エアコンのトラブルで一番多い水漏れについてはどうでしょう。実は、火災保険でエアコンの水漏れも補償される場合があるのです。

 

水漏れが起こった際、壁や床を損壊してしまった場合にその張替などの修繕費用の補償として火災保険が使えるケースがあります。

 

エアコンの水漏れで火災保険が使えるケースは限定されています。それは、給排水設備の不具合が生じたことで起こる水漏れなどに対してです。

 

毎日使うことによる経年劣化で引き起こされた水漏れについては補償の対象外になっているため、注意が必要です。

 

エアコンの室外機も補償される可能性がある

エアコンは建物の一部として扱われるということはお伝えしましたが、エアコンの室外機についてはどのような扱いになるかわからない方も多いと思います。

 

エアコンの室外機は家の外部に取り付けられているため判断しづらいですが、建物に設置されているため火災保険の補償の対象になる可能性があります。

 

  • 落雷や強風などの自然災害による損壊
  • 不測の事故による損壊
  • 盗難による被害

など自然災害や事故など思いがけないトラブルでの被害に対して保証がされます。

 

エアコンと室外機は二つでセットですので、故障した際は補償内容を見落とさないように注意が必要です。

 

火災保険が適用される可能性のあるエアコンの事故の例

火災保険が適用される可能性のあるエアコンの事故の例

ここまででエアコンの故障や事故のケースによって、火災保険が適用されると解説してきました。そこで、火災保険が適用される可能性のある「エアコンの事故」を例にあげ紹介します。

 

例えば、以下の事象が考えられます。

 

  • 火災でエアコンが焼失した
  • 屋根からの落雪による故障
  • 洪水や高潮によるエアコンの水没
  • 落雷による故障
  • 台風による室外機の故障
  • ボールがぶつかるなど突発的なことによる故障
  • 室外機が盗難にあった場合

 

上記であげたように、自然災害や予測できない事故などで故障した場合は、火災保険が適用される可能性があります。ただし、火災保険の補償内容は多岐にわたるので契約によっては、補償対象にばらつきがあります。

 

そのため、この項目を参考に、エアコンの故障した状況を確認し火災保険が適用されるか確認してみてください

経年劣化など老朽化は保証の対象外

経年劣化など老朽化は保証の対象外

ここまででエアコンの故障が火災保険の補償対象になるという可能性をお伝えしましたが、例外として補償対象外となる場合についても解説します。それは、経年劣化などの老朽化による故障についてです。

 

例えば10年使っているエアコンが故障した場合は、内部の部品の摩耗などが原因となっている場合がほとんどです。

 

特にコンプレッサーという部品の摩耗が原因の故障は経年劣化によるものと判断されることが多いため、自己負担で修理をする必要があります。

 

しかし、長年使っているエアコンでも自然災害が起こった直後に故障した場合などは、保険会社に確認をしてみると保証が受けられる可能性もあるのですぐに修理せずに判断しましょう。

 

また、保険会社によって経年劣化の基準が異なりますので、確認しておくことをおすすめします。

 

火災保険の申請方法

火災保険の申請方法

ここまで火災保険がエアコンの故障にも保証されることを解説してきました。保証されることがわかっていても、火災保険は契約者本人からの申請がなければ保険金がおりることはありません。

 

そのため、補償内容を把握しておくことと合わせて、申請方法についても確認しておくことが大切です。ここからは、火災保険の申請方法を手順通りに紹介します。

 

①専門家に状況を確認してもらう

火災保険を申請するにあたってまず、状況を確認することが必要です。まずは、保険会社ではなく、専門家に状況を確認してもらうということが重要です。

 

この時点で良い業者を見つけ、正確な見積りを出してもらうことが、保険金が下りる確率を高くなる秘訣です。

 

この時取ってもらう見積り書は、大まかな金額ではなく詳細な金額を出してもらうことで、申請書類としてより信用度が高くなります。

 

見積書を依頼する際には、保険会社に提出する書類であることを伝え、細かく記載してもらうことをおすすめします。

 

②保険会社へ連絡する

次に、業者に見積りを依頼したタイミングで、保険会社や火災保険を契約した代理店に連絡をいれます。

連絡先は保険証書や契約書に記載があるので、普段から確認しておくか、すぐに分かる所に連絡先を保管することをおすすめします。

 

保険会社に連絡する際に、必ず伝えるべき項目配下の通りです。

  • 契約者氏名
  • 証券番号
  • 故障した日時・場所・原因などの状況

 

以上を保険会社に伝えた後、申請に必要な書類が保険会社から送付されます。

 

③必要書類を送付する

保険会社から送られてきた書類に必要事項を記入し、申請に必要な見積りなどの資料や画像を添付して返送します。

 

専門的な内容が多いため、申請書類を記載する時は、専門業者に内容を確認してもらうと間違いないでしょう。画像に関しても、正確に被害が伝わるように撮影するために、専門業者に依頼することがベストです。

 

火災保険の申請に必要な書類は「火災保険の手続きに必要な書類は?保険金請求・見積もり・契約時の準備を徹底解説!」で詳しく解説しています。何を提出すれば良いかわからない人は、併せてご覧ください。

④損害保険鑑定人の調査が行われる

保険会社に送った必要書類を元に、損害保険鑑定人による現地調査が行われます。自宅のエアコンの故障した原因や被害の状況などを実際に見て確認し、虚偽の申請がされていないかを確認します。

 

そのため、申請時は必ず正確な状況を記載し、虚偽の記載はしないように気を付けましょう。

 

⑤保険金が支払われる

ここまでの手順を終えて、申請書類と報告書を元に保険金が算出されます。保険金は契約者の

指定した口座に振り込まれます

 

これで、申請から保険金の支払いまでの手順は終了です。事前に修理等の見積りを出していますが、保険金が振り込まれる前に修理の依頼は止めておきましょう。

 

保険金の金額が確定し、振り込みが完了してから依頼をすることをおすすめします。

 

火災保険の請求のコツは「火災保険の請求にはコツがある?4つのコツや必要書類の書き方を徹底解説!」でも詳しく解説しています。火災保険の申請で失敗したくない人は、ぜひご覧ください。

免責金額の設定には注意

免責金額の設定には注意

ここまで、火災保険がエアコンの故障にも使えることがあることをお伝えしてきましたが、注意することがあります。

 

それは、免責金額の設定についてです。免責金額というのは簡単に言うと自己負担する金額のことです。

 

大きく分けて二つのパターンがあり

  • フランチャイズ方式
  • 免責方式

というもので契約時期や補償内容によって違いがあります。

 

以下の表で解説します。

免責方式

フランチャイズ方式(20万円)

免責方式(3万円)

損害額5万円

保険金:0円

保険金:2万円

損害額15万円

保険金:0円

保険金:12万円

損害額25万円

保険金:25万円

保険金:22万円

まず、フランチャイズ方式についてですが、住宅ローンと一緒に36年などの長期で契約を結んだ場合に多く見られます。基準額が20万円でそのため20万円フランチャイズ方式とも呼ばれています。

 

損害額が基準額の20万円に達しない場合には保険金の支払いがなく、損害額が20万円以上の場合は全額保証されるという契約です。

 

次に免責方式(エクセス方式)についてですが、こちらは3万円、5万円など一定の自己負担額を設定し、損害額から自己負担額を差し引いた金額がすべて保険金として受け取ることができます。

例えば、免責金額を5万円に設定して修理費用が15万円だった場合は、10万円が保険金として支払われる、ということになります。

 

エアコンの修理費用が20万以上というケースは少ないこともあり、最近ではフランチャイズ方式よりも免責方式が一般的になっています。

量販店では長期無料保証をしてくれる場合がある

量販店では長期無料保証をしてくれる場合がある

エアコンを新品で購入した場合の保証に関してですが、メーカーによるものと、量販店で購入した場合は合わせて量販店の保障がついている場合があります。


量販店での保証がついている場合は、すぐに対応してもらえるという点や、長期間無料保証であることが多いので安心してエアコンを使うことができます。

 

しかし、この保障の範囲は初期トラブルなどの保証規定内でなければ受けられないなど、保障外と判断されてしまうこともあります。

 

そのため、量販店やメーカーの保証に比べると、火災保険の保証はより手厚いものになっていると言えます。

 

しかし、火災保険の請求期限は3年です。詳細は「火災保険の請求期限は3年!期限過ぎでも手続きした方がよい理由も解説!」で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。

火災保険に加入しておけば災害から財産を守れる

火災保険に加入しておけば災害から財産を守れる

火災保険は火災の被害でなくても使うことができます。エアコンの故障も原因によっては火災保険で補償を受けることが可能です。

 

室外機が災害などの原因によって故障した場合も同様です。しかし、経年劣化による故障については火災保険の補償対象外となります。

 

ただし、火災保険で補償を受ける場合は、契約内容に気を付ける必要があります。免責金額の設定がフランチャイズ方式と免責方式で異なっているからです。保険会社でどちらの方式なのか確認しましょう。


火災保険に契約をお考えの方は、火災保険一括見積サービスも利用できます。思いがけない災害から財産を守る為に火災保険に加入しておくことは重要です。

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